3種類のゼオライトの混合。アンモニアなどを吸着
ゼオライトは、自然の鉱物で世界中に存在します。
ゼオライトはいろいろな成分比率のものがあるため、イオン交換、イオン保持、吸収効率などが違います。
そのため、目的に適した人工のゼオライトや天然のゼオライトを用います。
ZEOvitは 3 種類のゼオライトの混合物です。
これらのゼオライトは、毒物を下げるための能力を基本に選ばれました。
水槽の栄養塩濃度によりますが能力がなくなるまでの約6-12 週間で交換しなければなりません。
燐酸や硝酸が高濃度な場合は、交換頻度を高めることになります。
フィルター内を流れる水流は重要です。ZEOvit1L につき200-400L/h の水流が必要です。
400L/h/ZEOvit L以上にするべきではありません。それは悪影響しかしません。
既存の水槽に導入した際に、ZEOvit を通過する水流が早い場合、SPS の組織はゆっくりとはがれるでしょう。
サンゴが既に入っている水槽では、最初の 1-2週間はより低い水流で行なってください。
より効果的に栄養塩を下げるには強い水流必要で、急激な栄養塩変化がおこります。
しかしながらサンゴは、これらの新しい環境になれるための時間が必要です。
リン酸吸着剤は使用するべきではありません。(鉄系、アルミナ系だろうが、関係ありません。)
このシステム自体でリン酸を効果的に低下し、維持することができます。
ZEOvit は水量400 リットルあたり、1リットル使用します。過剰量は使わないでください。
過剰なZEOvit はSPS の組織にダメージを与え、SPS を死に至らしめます。
過剰な場合、SPS は枝の先端からはがれます。
そしてRTN のように短い時間ですべての共肉がはがれます。
このような問題は、急激な水質変化の際に起こります。
上記のようにサンゴは、水質の変化に適応するには時間が必要です。
過剰な使用はゆっくりとした変化にはなりません。正確な必要量を計算するために、
水槽の総水量から20%ほどひいた水量で計算し必要なZEOvit の使用量を求めてください。
サンゴ内の褐虫藻が多い(高栄養塩で黒茶色なサンゴ)場合は、初めの期間は60%の量にしてください。
ZEOvit は、使用前によく水で洗ってください。
輸送移動中にけずれてできた、細かい破片を除去できます。
新しいものを入れたときの初めの濁りは生体にとって有害ではなく、通常は1時間以内に消えます。
最高の性能を引き出すためには毎日メンテナンスする必要があります。
ZEOvit リアクターはこのシステムのために特別に設計されています。
そしてメンテナンスを1分以内にすることを可能にします。
このフィルターシステムは、水槽からの水を下から上に流すものです。
ZEOvit はPVCロッドに接続されたプレートの上に置きます。
ZEOvit をクリーンにするために、このロッドを5−10cm 上下にスライドさせます。
約10−15 回動かします。この作業の間はポンプを動かしてください。
可能ならば、毎日、1、2 回行うとよいでしょう。
もし、数日この作業ができない場合は、可能な限りすみやかに通常の間隔の作業を戻ってください。