酸化鉄系または、活性アルミナ系のリン酸吸着剤は、飼育水が濁らせたりアルカリ性の低下、
アルミニウムの溶出といった問題を抱えていますが、Nano-Tech PhosPhreeは、こうした水槽の濁りや重金属を溶出させません。
また緩やかにリン酸塩を吸着する特徴を持っておりPO4の急激な低下によるサンゴへのダメージを軽減します。
内容量：500ml（メッシュネット付き）
処理能力：本製品500 mlで、2000リットルの飼育水から3ppmのリン酸塩を除去
Nano-Tech Phosphreeは、金属ベースの吸収剤とは異なり水中に金属イオンを漏らさない化学的に安定しているポリマー樹脂です。
粒状の酸化鉄またはGFOは、使用時に水の濁り、及び黒色の粒子が出ます。
酸化鉄系のリン酸吸着剤とは対照的に、Phosphreeは、タンクの水を濁らせず高い透明度を保ちます。
【実験】
リン酸塩の吸着率試験の為に3つの海水タンク（100L）を用意しました。これらのタンクには、すべて1.0ppm（±0.03）のリン酸塩が含まれています。
※リン酸塩は生物によって絶えず消費生成されるため生物を飼育する水槽では、テストを実施できません。したがって、トリカルシウムホスファートを使用してテスト環境を準備します。
100Lの海水に326.6mgのトリカルシウムホスファートを加えて、リン酸レベルを1.0ppm（±0.03）にします。
※ タンクA：海水100Lに対して鉄系吸収剤60ml
※ タンクB：海水100Lに対してアルミナ系吸収剤60ml
※ タンクC：海水に対してNano-Tech Phosphree 60ml
※ リン酸塩の測定に使用する光度計：ハンナHI97713リン酸塩ローレンジポータブル光度計
1. 60mlの吸収剤をテストタンクに入れGyreポンプから中程度の水流を供給します。
2. 各テストタンクから3つの水サンプルを24時間ごとに8日間収集し、3つの水サンプルの平均値を取得します。
【結果】
水槽のリン酸塩が急激に減少するとサンゴにストレスが掛かる為、最悪の場合、RTNにつながるリスクがあります。
Nano-Tech Phosphreeは、金属ベースの吸収剤と比較してゆるやかにリン酸塩を吸着しサンゴが水中のリン酸塩濃度の減少に順応する時間を与えます。
